Paw target / 足を出す
- かけ声
- あんよ / フット
- どんなときに使う?
- 前足・後足を自分から差し出して保持させる。爪切り・足ふき・肉球チェックを嫌がらず受けさせるための協調ケア。お手(trick)と違い“出して保つ”ことが目的。
- 手の合図
- 手のひらを下に出して足を受ける形を作る。
- 「Yes」と言うタイミング
- 足を手のひらに乗せ、引っ込めずに静止した瞬間。
先に覚えておくこと
教え方
- 手のひらを足の下に添え、犬が足を乗せたら「Yes」→ご褒美。最初はほんの一瞬でよい。
- 乗せる動きが出たら「あんよ」と言ってから手を出す。
- 乗せた足を軽く支え、1〜3秒保てたら「Yes」。引っ込めようとしたら無理に握らない。
- 保持できたら、肉球を1本ずつ触る→爪を1本さわる、と接触を少しずつ増やす。
習得レベル
やさしいレベルから順に、「合格ライン」を満たしながら進めます。「先に終えるレベル」が書いてあるときは、それをクリアしてから挑戦してください。
Lv1 爪切り・足ふきを受け入れる協調ケアの土台。
- やること
-
- 手のひらを足の下に添える。犬が足を乗せたら「Yes」→ご褒美。最初は一瞬でよい。
- 口で取ろうとする時は反応せず、足が動いた時だけ「Yes」。
- 合格ライン
- 前足が手のひらに乗る、5回続けて。
Lv2 言葉の合図で足を出させられる。
- やること
-
- 乗せる動きが出たら「あんよ」と言ってから手を出す。
- 乗ったら「Yes」→ご褒美。
- 合格ライン
- 言葉1回で前足を乗せる、10回中8回。
- 先に終えるレベル
- 足を出すのLv1
Lv3 爪を1本切る時間だけ足を保持できる。
- やること
-
- 「あんよ」で乗せた足を軽く支え、1秒→3秒と保つ。
- 引っ込めようとしたら握らず、保てた時だけ「Yes」→ご褒美。
- 合格ライン
- 前足を乗せたまま3秒静止、3回成功。
- 先に終えるレベル
- 足を出すのLv2
Lv4 実際に爪切り・足ふきを嫌がらず受けられる。
- やること
-
- 足を保持したまま、肉球を1本ずつ触る→爪やすり/爪切りを“当てるだけ”。
- 受け入れて保てたら「Yes」→ご褒美。1日1〜2本でよい。
- 合格ライン
- 肉球・爪への接触を受け入れて保持、10回中8回。
- 先に終えるレベル
- 足を出すのLv3
おやつの減らし方
足ふきや爪切りが終わる=ご褒美と解放、を毎回セットにする。
いろいろな場所・状況で試す
前足→後足→爪やすり/爪切りを“当てるだけ”→1本切る、と段階的に。1回1本でも十分な前進。
うまくいかないとき
足を掴んで引き寄せる
拘束されると感じて足を引く癖がつく。あくまで犬が“乗せる”のを待つ。
一度に全部の爪を切ろうとする
1日1〜2本でよい。嫌な記憶を作らないことが最優先。
似たコマンドとの違い
お手=挨拶・芸として足を“ポンと出す”/足を出す(協調ケア)=出した足を“保持して触らせる”。目的が保持とケア受け入れ。
安全のための注意
深爪(血管・神経のクイック)に注意。黒い爪は少しずつ。出血時用の止血剤を手元に。