Quiet / 静かに
- かけ声
- 静かに / シー
- どんなときに使う?
- 吠えを“号令で止める”。来客・インターホン・要求吠えに。吠え自体を罰するのではなく、静かになった瞬間を強化して「静かに=良いこと」を教える。
- 手の合図
- 口の前に指を1本立てる(または手を下ろす)。
- 「Yes」と言うタイミング
- 吠えが止まり、静かになった“最初の一瞬”。
先に覚えておくこと
教え方
- 犬が吠えている時、おやつを鼻先に近づける→においを嗅ぐために吠えが一瞬止まる。
- 止まった瞬間に「Yes」→ご褒美。最初は1〜2秒の静寂でよい。
- 止まる動きが出るようになったら、静かになった瞬間に「静かに」と言ってからご褒美。
- 静かでいる時間を3秒→10秒→30秒と少しずつのばす。
習得レベル
やさしいレベルから順に、「合格ライン」を満たしながら進めます。「先に終えるレベル」が書いてあるときは、それをクリアしてから挑戦してください。
Lv1 “静かになる瞬間”を捉えて強化する出発点。
- やること
-
- 犬が吠えている時、おやつを鼻先に近づける。
- においを嗅ぐために吠えが一瞬止まった瞬間に「Yes」→ご褒美。
- 合格ライン
- 吠えが止まって静かになる瞬間を作れる、5回。
- 先に終えるレベル
- マーカーのLv1
Lv2 言葉の合図で吠えを止められる。
- やること
-
- 静かになった瞬間に「静かに」と言ってから「Yes」→ご褒美。
- 安定したら吠えている時に「静かに」と言い、止まったら「Yes」。
- 合格ライン
- 「静かに」で吠えが止まる、10回中8回。
- 先に終えるレベル
- 静かにのLv1
Lv3 一瞬止むだけでなく、静かな状態を保てるようにする。
- やること
-
- 「静かに」で止まったら、すぐにご褒美を出さず数秒待つ。
- 3秒→10秒と静かでいられたら「Yes」→ご褒美。
- 合格ライン
- 「静かに」の後、10秒静かでいられる、3回成功。
- 先に終えるレベル
- 静かにのLv2
Lv4 本当に困る“チャイムや来客の吠え”に対応できる。
- やること
-
- インターホン・来客・窓の外の人など、吠える引き金を1つ用意する。
- 引き金の直後に「静かに」。静かにできたら「Yes」→ご褒美。引き金ごとに練習する。
- 合格ライン
- 実際の引き金がある場面で「静かに」が効く、10回中8回。
- 先に終えるレベル
- 静かにのLv3
おやつの減らし方
静か=良いことが続く、を積む。安定したら毎回でなく時々ご褒美に。
いろいろな場所・状況で試す
インターホン音・来客・窓の外の人など、吠えの“引き金”ごとに別々に練習する。
うまくいかないとき
「うるさい!」と大声で叱る
犬は“一緒に吠えてくれた”と興奮しやすい。静かな瞬間を静かな声で強化する方が速い。
要求吠えに根負けして応じる
吠え=要求が通る、を学習させてしまう。静かになってから応じる。
吠え続けてご褒美のすきがない
引き金の刺激を弱める(窓を隠す/音量を下げる)など、環境を整えてから練習する。
似たコマンドとの違い
やめなさい(leave-it)=対象に近づくのをやめる/静かに=吠えるのをやめる。止める対象が違う。
安全のための注意
急な過剰吠え・夜鳴きの増加は痛みや不安のサインのことも。続く場合は獣医・専門家へ。
ヒント
“静かにを教える前に、わざと吠えさせる「ワン」を教えると、オン/オフで制御しやすい”という上級アプローチもある。