子犬

子犬の夜泣きはいつまで?対処法と防ぎ方

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クレートの中からおもちゃと一緒にこちらを見上げる子犬
Photo: Ayla Verschueren(Unsplashライセンス, Unsplash)

迎えて最初の数日、夜に子犬が鳴くのはほとんどの家庭で起こります。多くは1〜2週間で落ち着きます。

今夜やることは1つ。 寝床を寝室の、手を伸ばせば届く場所に置く。それだけで鳴く時間が短くなる家庭が多いです。

まず原因を見分ける

夜泣きは「不安」だけではありません。対応が真逆になるので、先に見分けます。

様子考えられる原因対応
鳴いてすぐ静かになる、また鳴く不安。ひとりが初めて寝床を近づける。声はかけない
落ち着かずぐるぐる回る、床をかくトイレ淡々と連れて行く。遊ばない
明け方に集中する空腹夕食の時間を遅らせる
夏場に鳴く、伸びて寝ている暑い室温を下げる
冬場に鳴く、丸まって震える寒い寝床を暖かく。直接風を当てない
パニックのように鳴き続ける不安が強い。後述専門家に相談

いちばん多いのは不安とトイレの2つで、この2つは対応が逆です。 不安には反応せず、トイレには反応します。

夜泣きは昼に仕込む。昼に遊び・トイレ・食事をしっかり済ませ、夜は暗い部屋のクレートで眠る

何時間我慢できるか

子犬の膀胱は小さく、目安は月齢+1時間です。生後2か月なら3時間、3か月なら4時間。

つまり生後2か月の子犬が夜中に1回鳴くのは、しつけの問題ではなく生理的に当たり前です。ここを叱っても改善しません。

床で丸くなって眠るビーグルの子犬 Photo: Slyronit(CC BY-SA 4.0, Wikimedia Commons)

昼のうちに仕込む

夜泣き対策のほとんどは、昼の準備で決まります。

  1. クレートを安心の場所にする。昼間にハウス(クレート)でごはんを食べさせ、中でおやつを渡します。罰として入れることは絶対にしないでください。寝床=安心、を作るのが土台です
  2. 寝る前にしっかり遊ぶ。ただし就寝の直前ではなく、1時間前までに。興奮したまま寝かせると逆効果です
  3. 就寝直前にトイレ。ワンツーで排泄を済ませてから寝かせます
  4. 寝床を寝室に置く。最初の数日はそばに。少しずつ離していきます
  5. 日中にこまめに寝かせる。子犬は1日18時間眠ります。昼に寝られていないと、夜に興奮して眠れません

夜泣き対策は昼に決まる。クレートでごはん、寝る1時間前に遊ぶ、直前にトイレ、寝床は寝室、昼もこまめに寝かせる Illustration: BAUDOG(生成画像)

鳴いている時の対応

静かになった瞬間だけ、そっと様子を見ます。 鳴いている最中に行くと「鳴けば来てくれる」と学習し、翌日はもっと長く鳴きます。

トイレのサインなら淡々と連れて行き、終わったら無言で寝床へ戻します。遊ばない、話しかけない、目を合わせすぎない。 夜は退屈だと教えます。

指を1本だけクレートの網目に入れて触れさせる、という方法も有効です。抱き上げずに安心だけ伝えられます。

落ち着けないときは、昼に落ち着いて(settle)を練習しておくと、興奮した状態から自分で降りてこられるようになります。

ソファの上で眠る生後十週の子犬 Photo: TruckMatt(CC0, Wikimedia Commons)

1日目から7日目までの進め方

日やること
1〜2日目寝床を寝室の手の届く位置に。鳴いてもかまわない。トイレだけ淡々と
3〜4日目同じ場所を維持。鳴く時間が短くなっているか記録する
5日目寝床を30cm〜1m離す。鳴きが戻ったら元に戻して翌日やり直す
6〜7日目さらに離す。目標の場所まで、1日1歩ずつ

急がないのがいちばん早い方法です。 一気に離して鳴きが再発すると、やり直しで結局遅くなります。

鳴いた時間をメモしておくと、減っているかどうかが分かります。「昨日は20分、今日は8分」と見えれば、続ける気力が持ちます。

寝床を少しずつ離す七日間。一〜二日目は手の届く位置、三〜四日目は同じ場所、五日目に少し離し、六〜七日目にさらに離す Illustration: BAUDOG(生成画像)

やってはいけないこと

  • 鳴くたびに抱っこする。「鳴けば来てくれる」と学習し、夜泣きが長引きます
  • 叱る、うるさいと反応する。不安をあおり逆効果です。しかも夜中の「静かに!」も犬にとっては反応の一種です
  • 鳴きやませるために出す。鳴いた直後に出すと、鳴くことが出る合図になります
  • 初日から別の部屋にする。急に一人にすると不安が強く出ます

いつまで続くか

多くは1〜2週間で落ち着きます。新しい環境に慣れ、生活リズムができれば自然に減ります。

3日目までに変化が見えなくても異常ではありません。5日目を過ぎても鳴く時間がまったく減らないときは、原因の見立てが違っている可能性があります。表に戻って、トイレや室温を疑い直してください。

相談を考える目安

次のどれかに当てはまるときは、家庭での対処だけで進めないでください。

  • 数週間たっても改善しない
  • パニックのように鳴き続け、自分で止まれない
  • よだれを大量に流す、クレートを壊そうとして口や爪を傷つける
  • 食欲が落ちている、下痢をしている

とくに体調のサインが混じっているときは、まず獣医師に相談してください。 痛みや不調で眠れていることもあります。

分離不安の可能性については留守番ができない・破壊するにまとめています。

よくある質問

同じ部屋で寝かせ続けても平気ですか 平気です。将来別の部屋にしたければ、落ち着いてから少しずつ移せば済みます。最初の数日を乗り切るほうが優先です。

ケージに布をかけるとよいと聞きました 暗くすると落ち着く子が多いです。ただし夏場は熱がこもるので、通気を確保してください。

先住犬がいる場合は 最初から同じ空間にせず、子犬のクレートは別に用意します。先住犬の睡眠が妨げられると、そちらのストレスになります。

最初の1週間の全体像

お迎え直後にやることの全体は子犬を迎えた最初の1週間にやることにまとめています。夜泣きだけを見るより、生活リズム全体を整えるほうが早く落ち着きます。

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